Google for Nonprofits(非営利団体向けプログラム)日本サービス開始

代表の長井です。

弊社では企業ミッションに「復興の推進」掲げています。
私たちの「復興の推進」とは、非営利団体・企業の皆様を対象とした、情報システムの活用による本来業務へのリソースの注力や情報発信支援と位置付けております。

7/10、一部の方は念願であっただろう、Google for Nonprofitsがリリースされました。
一般に提供されているGoogle Apps for Businessを含むGoogleの4サービスを、一定資格クリアしていれば無償で利用できるのです。

このローンチイベントに参加、情報の収集をしてまいりましたので、報告いたします。

※参考URL
・Google社 Google for nonprofits
 http://www.google.co.jp/intl/ja/nonprofits/
・日本NPOセンター Google for nonprofits
 https://www.techsoupjapan.org/G4NP_launch

利用のための条件

最も気になる点は、自分たちが利用できるかどうかという点にあるかと思います。
利用に関するレギュレーションは下記のようになっています。

  • 利用可能な団体
     特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人
     (Ad Grantsサービスは、認定NPOである必要が有り)
  • 日本NPOセンターによる団体認証が必要。
     TechSoupというソフトウェア無償寄贈プログラムへの団体登録が必須。

4つのサービスとは

次に、提供される4サービスについて簡単に紹介いたします。

1.Google Apps for Nonprofits

apps-64皆さんにもなじみ深いのではないかと思われますが、gmailを中心にコンシューマ向け提供もされている各種機能をビジネス向けに拡張した「Google Apps for Business」の同等版です。
カレンダーやGoogle Drive、サイト等の機能をより拡大、よりセキュアに活用できます。

※参考 Google Apps for Business
  http://www.google.co.jp/intx/ja/enterprise/apps/business/

  • スタッフ同士がより効率的に協力して働くのに役立ちます。
  • 独自ドメインメールアドレス環境の構築が可能です。
  • 24時間365日サポートが利用できます。

2.Google Ad Grants

adwords-64Googleのオンライン広告であるAd Wordsを月額$10,000分利用できます。
広告地域やユーザーの興味関心に沿った出稿が可能であるため団体活動の広報やボランティア募集などに活用が可能です。広告の効果測定も可能で、広告の効率向上が期待できます。

誘導するサイトは1ドメインのみです(サブドメイン可)

前述した通り、残念ながら本サービスを特定非営利活動法人が利用するためには、認定NPOとなっている必要があります。
ご注意ください。

3.YouTube Nonprofit Program

youtube-64 
団体の活動を動画で「簡単に準備」し、「わかりやすく伝え」、「より深い情報へ誘導」する仕組みが利用できます。
 

1.動画の上に団体サイトへの誘導テキストが設定できるCall-to-Actionオーバーレイ

over-ray通常のユーザーでは設定することができない、外部サイトへのハイパーリンク設定が許可されます。

動画を見た後の感動冷めやらぬままに、さらに自サイトへ誘導することで深い情報や寄付ページへの誘導が可能です。
 
 
 
 

2.YouTubeチャンネルによる動画まとめページの制作

chanel
活動の一端を動画で見せた…もっと興味を持った方がいたら?そんな時に役立つのがこのYouTubeチャンネル。

ある団体ではブログの記載が面倒なので、会議の一部を動画にしてアップ、それで活動の様子を伝えているとのこと。そしてこのまとめがあれば…もう、動画版ブログが簡単にできてしまいますよね。
 
 
 

3.キャンペーン機能で勝手な目標設定にみんなを巻き込んでしまおう

camp
「何人閲覧してくれたら、これをしよう!」

そんなキャンペーンも張れてしまうのがこちら。各種ソーシャルメディアとの連携も充実しているため、寄付よりも敷居が低い「広報の支援」から団体との関係構築を始めることも。
 
 
 

4.Google Earth Outreach

earth-64
Google Earth Proが提供している機能を無償で利用できます。
 

※参考 Google Earth Pro
http://www.google.co.jp/intl/ja/enterprise/earthmaps/earth_pro.html

  • 高解像度の地図データを保存、印刷することが可能です。
  • Google Earthを活用し、動画を作成できます。
    もちろん、これら動画はYouTubeでアップし、訴求することも可能です。
  • 海外では、データ可視化ツールとして積極的に活用されています。
    (環境変化や、動物の生体数減少の様子をビジュアライズに表現可能です)

いずれも大変魅力的なサービスばかりです。特にAd Grants、YouTube、Google EarthはGoogleに一日の長があるサービス。どのように活用できるか、考えるだけでもワクワクするものです。

Office365 VS Google Apps for Business ?

話は変わりますが、弊社では日本マイクロソフト株式会社が非営利団体向けに提供しているOffice365の導入支援に携わっています。Office365、今回のプログラムではGoogle Apps for Nonprofitsと競合する製品です。

弊社ではGoogle Apps for Nonprofitsと同等であるGoogle Apps for Businessも取り扱っており、これをベースとした広域ステークホルダーによる協働の仕組みを構築・運用も担っております。

その経験の中から言えるOffice365とGoogle Apps for Businessの一長一短を挙げるとすれば…

Office365

  • どの団体、企業でも導入されているMicrosoft Officeとの連携が柔軟にできる。
  • しっかりとしたセキュリティ。基本的に、外部ユーザーが使用するものではなく法人クローズのツール。
  • オンライン環境下ではない場での利用もある程度考えられている。
  • スタッフの自主性に任せるだけでは仕組みが広がりにくい。説明が必要。
  • エンタープライズレベルまで何でもできる。しかし、難しい。

Google Apps for Business

  • Gmailをきっかけとし、機能をすでに使っているユーザーが多いため導入に迷いが少ない。
    また、Gmailユーザーとの連携も容易で、様々なコラボレーションも考えられる。
  • すべての機能が簡単、シンプル。情報専業でない方でも十分使える。
  • 提供されるワープロ、表計算等ツールが、やはりMicrosoft Officeとは異なる。
    (面白い独自機能はたくさんあるが…)
  • 中小規模の組織に最適。

かなり独断と偏見がありますが、こんな感じになるでしょうか。

なお、Office365とGoogle for Nonprofitsでは利用可能な非営利団体の要件は異なります。
(Office365の方が許可される範囲は広いようです。)
その点、ご注意いただきたく思います。


Google for Nonprofitsの導入につきましても、Office365と同様、弊社では導入支援を承っております。

団体課題にフォーカスし、課題を解決するためにはどのような手法があるか、目指すは組織運営課題の解決ですので、プロダクトは最適なものを提案させていただいております。

また、導入後のサイトのカスタマイズや各種設定なども承っております。
お気軽にお声掛けください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

XHTML: You can use these tags <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>